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そうだ僕は、

続きの話

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無題

君って奴は、本当に、と、そこまで言ってから俺は口を閉じた。この飄々とした友人は涼しい顔をしながら——聞き流しているように見せながら、その実言われる言葉を正確に覚えていたから、もしかしたら、それを微細に吟味しているのではないか、と思った。このポーカーフェイスは臆病な自尊心の成せる業で、実際はその見かけ以上に神経質なのではないか、と。

ちらりと友人のほうを見たが、口元も目も変化が無い。目は口ほどにものを言うと言うが、それは全くの嘘だしそうでなくても今それを援用することはできない、と眉をひそめる。相も変わらず目はどこか遠く、どこでも無い所を見ていたし、口は、真一文字に閉じられたままだった。

友人は黙っていた。
途中で言葉を切ったにも関わらず、続きを促すことも、それ以上何かを言うことも無く黙っていた。
それで俺は、もしかしら、友人は言葉を吟味しているのではなく、何かを諦めてしまったのではないか、ということに思い当たった。

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10月19日

茶番劇は終わる。

これで良かったのだ、とおれは思う。
もうやつと一緒にいるべきではない——お互いに良いことなどなかった。このような関係を続けて行くことに最早肯定的な意味を見いだせない。

「やっと終わった。終わったんだ。なあ。」

綿貫はおれを見ている。
じっと見ている。
じっと。

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無題

「もう好い加減、茶番は終わりにしなくちゃいけないんだ」と奴が言った。

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4月

「だったら、おれははフォローをする。君が辛そうなときは、フォローをするよ。」

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無題


僕は何かを忘れている気がする。
それが何かは分からないのだけれど。

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